エイズ(HIV)
原因・感染の経路
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)というウイルスの感染により起こる病気です。感染してもおよそ10年間は症状が出ません。潜伏期間中にウイルスが体内で複製され、血液や精液、母乳の中にも含まれます。感染力自体は弱いため、日常生活での感染はほぼ心配ありませんが、性交渉により粘膜や皮膚が傷つきその傷に感染者の血液や体液が触れると、そこからウイルスが侵入して感染します。口や喉に傷があれば、オーラルセックスでも感染します。
症状
感染して6~8週頃に、発熱や倦怠感、喉の痛みやリンパ節の腫れなどの風邪に似た症状が現れますが、気づかない人も多く、数週間で症状が消えてしまいます。その後数週間潜伏期が続き、体力や抵抗力の低下に伴い下痢や発熱、全身リンパ節の腫れなどが起こります。最終的にエイズを発症し、免疫の低下により全身が衰弱していきます。
治療方法
現代の医学では完治することは出来ませんが、抗ウイルス剤を飲むことにより発症を遅らせることが出来ます。