梅毒

原因・感染の経路

梅毒トレポネーマ(細菌)の感染により起こります。1度のセックスで感染する確率が15~30%とされ、主に性交渉により病原体が皮膚粘膜から侵入してリンパに行き、血液によって全身に拡大します。

症状

症状から4つの段階に分かれ、症状が現れる時期と症状が自然に消える時期を交互に繰り返しながら進行します。

第1期(感染後3週間~3ヶ月)
性器に大豆程度のしこりが出来たり、太ももの付け根のリンパ節が腫れるなど。
痛みはありません。
第2期(感染後3ヶ月~3年、一番感染力の強い時期)
小指の先ほどの赤い斑点が全身に現れ、発熱、倦怠感、脱毛等の症状がでます。
第3期(感染後3年~10年)
全身に硬いコブのような「ゴム腫」ができます。
第4期(感染後10年以上)
心臓、血管、脳などに障害が出て、日常生活が困難になります。
治療方法

抗生剤を服用します。普通は2~3週間の治療で良いとされていますが、症状によりもう少し長い治療が必要となります。